aoiの部屋の屋根裏

屋根裏でぼそぼそと小言を呟くようなブログ

大学時代好きだった女の子にマルチ商法に勧誘された話

 

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こんにちは。

昨日やっと布団が届き、布団の偉大さに感服している「とりあえず蒼い」の管理人aoiです。

 

僕は今年の3月に無事大学を卒業し、晴れてニートの道に進んでしまい、今はやっとの思いで再び一人暮らしができるようになりました。

 

僕が大卒ニートになった話はコチラから

takamiaoi.hatenablog.com

 

今僕は大学時代に住んでいた神戸を離れ、大阪で一人暮らしをしています。

 

大学時代の友達のほとんどは就職を機に東京に行ってしまい、遊んでくれる友達が今は限りなく0に近いため、正直心細い想いをしています・・・。

 

ただ、友達の多くない僕にも、女の子の友達はいます。

そしてその中には大学時代密かに想いを寄せていたコもいます。

 

そのコとは同じ大学の同じ学部に所属していて、大学入学時の授業で出会い、その後4年間単にお話しをよくする関係のまま、結局想いを打ち明けられずに卒業してしまいました・・・。

 

結局のところ、僕がチキン過ぎて一緒に遊んだことはほぼ0に近く、普段は大学で一緒に授業を受けたり昼食を食べたりするぐらいのものでした。(一応連絡先は知っていたが僕からの連絡は緊張し過ぎでできない)

 

そんな彼女に最後に会えるはずだった卒業式には、人が多すぎて探しても探しても出会うことすらできなかったという、なんとも悲しい最後でした。(連絡すればよかった)

 

 

そんな別れからはや2ヵ月。

僕はニート(フリーター?)としての生活に慣れてきて、布団に包まれている時間がこれ以上ないほど幸せだと噛みしめている中、きっと彼女は就職先で楽しく仕事をしていることだろうと思うと、自分の情けなさを無情にも感じます。

 

すると2週間前、彼女から突然連絡が来ました。

 

内容は

 

「久しぶり!今どうしてるか気になったから連絡してみた!今度会おうよ!」

 

的なものでした。

 

 

正直なところ、クッソ嬉しかったです。はい。

 

だって、好きだったコからいきなり連絡が来るんですよ??

喜ばない訳がないじゃないですか!!

 

連絡を受けて舞い上がってる僕は即返信しました。

 

その後、日程と場所を調整し、当日を待つことに。

 

・・・そして当日、時間になり、久しぶりに彼女と会うことができました。

 

もう内心ね、歓喜してました。

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久しぶりに会った彼女はそりゃもうやっぱり美しかったです。

 

まぁその高揚感を表に出して

 

「今日も君は美しいね!!」

 

とか言えるわけもなく(言ったらキモイからね)、普通に挨拶を交わしました。

 

とまぁ久しぶりに会ったものの、その後の予定を僕から提案していたのですが、既に彼女の方に考えがあったようで、当日の予定は全て彼女に任すことにしました。

 

すると早速、目的の場所に移動をすることになると

 

「迎えが来るからちょっと待ってて。」

 

とのこと。

 

え?迎え??え、二人っきりじゃなて第三者がいるの??

そもそも迎えってなに????どゆこと?????

 

二人っきりの時間を想定していた僕の頭は完全に混乱してしまいました。

 

クールに

 

「あぁ、そうなんだ。」

 

と返しはしましたが、内心穏やかじゃないです

 

するとその迎えがやってきて、乗り込むよう案内され、ちょっと警戒しながら乗り込みました。

なんだかイヤな予感がしてきましたが、彼女に限ってそんなことはないと言い聞かせました。

 

その車の運転手は彼女のお母さんのお友達(以下Oさん)の方らしく、これからその方も交えて話をするそう。

 

爽やかスマイルっで自己紹介を返しますが、内心穏やかじゃないです。

 

なんだよお母さんのお友達って。

もしかして娘の交際相手の面接的なやつ??

この人を通過したら次はお母さん??

最終面接お父さん的なやつ???

いやまてよ、そもそも交際してねぇしwww

 

とか車内で和気藹々と話をしながら思考を巡らせました。

 

で、目的地に着いたようで、どうやらそこは高級マンションの一室。

入ったことのないレベルの高級感滲みでる、夜がキレイでオシャレでやたら広くてシャンデリアがぶら下がってるお部屋に案内され、余計に頭が混乱しました。

 

ここまでクールを貫いてきた僕ですが、さすがに驚きの表情になってしまいます。

 

ダイニングに案内され、差し出されたコーヒーをすすりながら彼女は言います。

 

「今日は副業と健康についてお話ししようと思ってここに来たんやけど、どう??」

 

 

はい、イヤな予感が当たりました。

僕の経験上で「副業」というワードはあるひとつの業界を指します。

しかも「健康」ときたらもう、答えは一つです。

 

 

アムウェイって知ってる??」

 

 

でたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

ですよねーーーーー!!!

むしろそれしか答えがないよねぇぇぇぇ!!!!

 

 

〔解説〕

アムウェイとは?

アムウェイコーポレーション(Amway Corporation)は、ダイレクト・セリング・システム(直接販売方式)の草分け的存在の日用品メーカー。販売手法は、one to oneマーケティング

簡単に言うとアムウェイマルチ商法ってやつです。

 

聞いたことがあると思いますが、マルチ商法ネットワークビジネスですね。

ネットワークビジネスというのは、人と人のつながりによって商品の流通を発生させていくという、新しいスタイルの流通業です。

まず、ネットワーク企業というのが存在します。
そのネットワーク企業というのはすべて製品を持っています。製品のない会社は存在しません。

参加するためには、まず自分がその会社の製品を買います。
そして、ビジネスメンバーの登録をして、いよいよ活動開始です。
具体的な商品としては「化粧品」、「健康食品」、「健康器具」、「通信機器」等があります。値段は一品が数千円のものから数十万円のものまで多数存在します。平均は1万円前後でしょうか。そして、この製品を自分の影響力によって流通させていくことになります。

〔解説終了〕

 

 

このことを知っていた僕はこの時

 

「あぁ、僕は彼女のお金儲けの道具にされようとしているのか・・・」

 

と思うと、言いようもない程切ない気持ちになりました。

 

僕は何をさっきまで喜んでいたんだろうか・・・。

彼女は僕をカモにしようとしている。

ということはつまり、彼女は最初から僕をカモにするつもりで呼んだということです。

 

彼女から放たれたそのワンフレーズに僕はとりあえず

 

「え?なにそれ知らない」

 

と、なぜかウソをついてしまいました。

仮にここで「知ってる」と言ったら、彼女はきっとリアクションに困ったかもしれません。

彼女はそうなったとき、僕を勧誘に来たでしょう。

僕はきっとキレイに断ることができなかったと思います。

とっさのウソは保身というか、答えを伸ばすいい作戦だったのかもしれません。

 

そこからはOさんも加わって話が始まりました。

聞いていると、どうやらそのマンションはOさんがアムウェイを頑張って続けた結果のようで、今では専業としてアムウェイをやっているらしい。

 

そして問題の彼女はなぜその世界に入ったかというと、彼女のお母さんが昔っからアムウェイユーザーだったらしく、それが普通な環境で育ったようです。

だからこういった勧誘も昔から見てきた普通の光景のようです。

ただ、彼女は今回が初の勧誘だったようで、その晴れの第一回目が僕だったようですwww

 

確かに、大学生が同級生に勧誘を持ち掛けたりしたら友情崩壊待ったなしですもんね!

なら、大学を卒業した今は絶好の機会だったという訳ですね。

 

ここで彼女の心理を勝手に読み解くと

  • 一回目の勧誘だからそ絶対に成功させたい
  • もしものリスクを考えて居なくなっても問題ない人物をターゲットにするべき
  • なおかつ自分のことを良く思っていて、断らない人物

つまり、全てが当てはまる有力な人物=「僕」ということになります。

 

勝手に想像しといて難ではありますが、ほんとよく考えられていると感心します。

仮にこれらのことを全て想定していたとすれば、彼女は僕の好意に気づいていたことになります。

そして足切りしやすい人物だと考えてたということは、僕はただの石ころとして認識されていたことになります。

トータルで考えると、僕ってめちゃめちゃカモじゃないですか??

カモとしてのステータスが彼女的に最高だと考えられますね。

そりゃ話を持ち出されるわ(笑)

 

さっき「僕の経験上」と書きましたが、以前僕はこういったネットワークビジネス界隈の人間をよく知っており、なかでも業界No1のアムウェイの勧誘手法を熟知しています。

だからOさんと彼女の説明から商品紹介の方法等、全部マニュアル通りというか普通でした。

一人は説明をして、もう一人は僕に共感をして誘導してくるやり方。

そして

「やるかやらないかは自由」

という選択肢を与えるやり方。これも悩ませて共感を促し、最終的には勧誘。

 

そのやり方全部知ってるから(笑)

 

というかそもそも知っている時点で聞く意味なんてないんですけどねwww

 

なんだかんだでボーナスとかの説明が終わって

 

「で、どうする??また次は違うフェーズのお話しするけど、日程空いてる??」

 

もちろん答えはNoなので

「面白い話ですけど、時間も人と会うためのコストも面倒なんでやらないです!!」

 

やっときっぱり断ることができました。

 

それもそうですよね。

ネットワークビジネスの世界も知ってるし、その世界の人間がどんなものなのかも知っています。

 

まぁ何より、彼女が僕を勧誘してきたことが一番ショックでしたので、ここで彼女と本当のお別れをしようと思いました。

彼女の出身上、きっとこのままあの世界で生きていくことのほうが幸せなんだと思い、「じゃねー」とだけ言って部屋を出ました。

 

それからすぐに車で連れてこられたマンションから出て、歩いて駅まで戻って、近くのラーメン屋さんに入り、切ない気持ちを忘れるべくラーメンをすすりましたとさ。

 

 

さいごに

別にアムウェイの製品が悪いとか勧誘とかが悪いとは全く思わないです。

むしろ、アムウェイの製品はどれも優れたものばかりで使いたいとすら思います。

そしてマルチ商法に関しても全然かまわなくて。

それでやってる人も持ち掛けられた人も幸せになるなら止める理由なんて全くないです。

 

ただ今回は、好意を寄せていた人物に持ち掛けられたのが僕的にアウトだったってだけです。

そのアウトの理由も上に書いた勝手に感じとった彼女の心理に気が付いたからってだけです。

 

ただ単に僕が僕自身をカモだと認識したための拒否ということです。

仮に彼女が「本気でイイものを一緒に宣伝していこう!!」と思っていたとしたら少し申し訳ないですね。

彼女自身がそこまで計算高いかどうかはわからないですが、まぁ結局

「やるもやらないも自由」

に乗っ取っただけ、ということで・・・。

 

今回の教訓

「女性にカモ認定されないように気を付ける」

 

 

以上。ではでは~