ファミマ店員さんの「Tポイントカードお持ちですか!?」の質問の健気さに全俺が感服した話
こんにちは。
白シャツにカレーの汁が飛び散ってしまい「やれやれだぜ」と一言で済ましたかったけど済ませられなかった「とりあえず蒼い」の管理人aoi@aoi_hatenaです。
これはついさっきの話。
僕は昼飯を買いにファミリーマート(以下ファミマ)に行った。
パンもいいけどやっぱりおにぎりも捨てがたい。でもやっぱカップ麺食いたい。
僕は迷った挙句、おにぎりとカップ麺を購入した。
帰ってから食べようと思っていたが、そのファミマにイートインスペース(座って食べられる場所)があることに気が付き、予定を変更してイートインで昼食を摂ることにした。
早速カップ麺にお湯を入れ、席に座って3分待つ。
3分の待ち時間、僕は暇を持て余していたのでスマホを取り出しネットニュースを閲覧する。
「北朝鮮からミサイル飛んできたのに会社にいかなくてはならない日本やばい」
「けものフレンズはやっぱり神がかってた」
などなど、ネット上のせわしない議題をながめているうちにいつまにか3分が経過した。
蓋をあけ、スープと麺がよく混ざるよう混ぜていく。カレーのいい香りが漂う。
香りによって空腹を刺激された僕は麺をすする。すする。すする。
麺を頬張るたびに腹と心が満たされていく。食べるという行為は幸せなものだ。
そう感じていると、頭の中である声がリフレインしていることに気が付いた。
「Tポイントカードをお持ちですか!?」
頭の中に流れるのは好きな曲でも好きなフレーズでもなんでもない、ただただ
「Tポイントカードをお持ちですか!?」
の一言。
なんだ。なんなんだ。
目の前にはカレー味のカップ麺しかないというのに。音楽も何も聴いていないというのに。
そこで気が付いた。
先ほどから絶えずリフレインしているこの一言、ずっとこのファミマの店員さんが客に尋ね続けているのだ。
そのうえこの店はここらあたりで一番大きい店舗で、おまけにイートインコーナーまで設置されている。しかもちょうど昼休みの時間となると、この店の回転率の高さたるや、昼時の学食に似たものを感じる。
イートインコーナーにて悠々自適にカップ麺をすする僕にはレジ前の風景は場所的に見えないが、絶えず響く
「Tポイントカードをお持ちですか!?」
の一言。
そして注目してほしい。
「お持ちですか??」ではなく「お持ちですか!?」の差に。
疑問形ではあるものの、この店員さんの質問は勢いがありすぎるせいか「!?」で尋ねているのだ。
忙しさに対する憤りと焦りが織り交じった結果が「!?」となっているのだろうか。
さながら大衆居酒屋でバイトをする学生のあの元気の良さに似たようなものを感じざるを得ない。
それほどファミマの店員さんがTポイントにかける思いというものは熱いものなのだと感じた。
それと同時に、絶えず続く客に絶やすことなく
「Tポイントカードをお持ちですか!?」
と質問を投げかけるひたむきなその姿に、カップ麺をすすりながら心底感服したのだった。
さて、皆さん
「Tポイントカードをお持ちですか!?」
あ、以上です。